刺繍小物

アオドウガネの刺繍ブローチ


刺繍初心者──現在、縫い方の修行をしつつ仕上げ方の模索中です。

アオドウガネのブローチを作りました。全長2.5cm、実物大です。
アオドウガネは家庭菜園やガーデニングでは疎まれている害虫ですが、私は好きなんですよね。顔がかわいい、触覚がいとしい。


一番初めに作った子です。
まずはスタンダードに緑で!と何も考えず、とりあえずビーズを刺してみたら、……なんだか寄生虫に卵産み付けられた子みたいになってしまった……ごめん……。


次は白い子。失敗を活かしてビーズをランダムにしたら卵感はなくなりました。よかった。
ただ、背中部分の刺繍がゆるくなってしまって失敗。


最後に青い子。
同じモチーフで練習すると、さすがに多少は上達しますね!
一番きれいに仕上がった気がします。よっしゃー。

裏はこんな感じ。

脚をね、どうしようかと思ったんですよ。

今回はポリエステルオーガンジーに刺繍してのりしろを裏に折り込み、白いフェルトを間に挟み、金具を縫いつけた合皮を貼り合わせたんですけど。まあ一般的な刺繍ブローチの仕上げ方ですかね。

で、脚の部分はポリエステルオーガンジーをぎりぎりのところでカットして、カットしきれずにはみ出した部分を、火で熱した千枚通しを当てて溶かしたら、型崩れせずちゃんと脚の形を維持したまま、ある程度いい感じに仕上がりました。


……と思っていたけど、写真で拡大してみたらまだ溶け残ってたので、もう一度熱した千枚通しで溶かしてみました。

ちょっとはマシになったかな。
ただまあ、このやり方は少々焦げます。茶色なので目立ちませんが。
濃色限定で黒のオーガンジーに刺繍すれば、切り取りきれない繊維が脚のトゲトゲっぽくなっていいかもしれません。

前回のテントウムシの脚はボンドで固めたわけですが、こういう虫の脚みたいな、ボディから出っ張った細い部分を形を維持したまま処理する方法は、もう少し色々試してみないとダメですね。

私は化繊があまり好きではないので、できれば綿・麻・本革あたりを使いたいんですが、刺繍についてもアクセサリー作りについても知識が浅く、この素材だからこそできる技法!みたいな理解にはまだまだ乏しいので、今はとりあえず色んな素材を使って試行錯誤していこうかなと思ってます。

今回のアオドウガネの脚部分も、もし綿に刺繍してボンドで固めたとして、今回と同じように仕上げられたかどうかは分からないので、チャレンジしないとですね。